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ロサンゼルス在住者オススメ!LA旅行者がやるべきこと、やってはいけないこと

OK! NG!サインを出す女性のイラスト

ロサンゼルスといえば日本人旅行者にもお馴染みの、アメリカでも人気の都市ですよね。

サンタモニカビーチやヴェニスビーチをはじめとする数多くの有名海岸や、ハリウッドのチャイニーズシアター。また、本家本元のディズニーランドやユニバーサルスタジオのほか、Korea Townには西海岸最大規模と言われる美術館、通称「LACMA(ラクマ)」と呼ばれるロサンゼルス郡立美術館があるなど、見どころはお好みに応じて盛りだくさん!

あるいは野球好きの方なら、旅行中にタイミングが合えば、大谷選手が所属するロサンゼルス・エンゼルスの試合を球場で観戦する!なんていう楽しみ方もありではないでしょうか?

ところで皆さん、ロサンゼルスはアメリカとはいえ、ニューヨークなどに比べると「安全かつ平和な都市」というイメージを持ってはいませんか?

確かに一年中、気候は穏やか。また、ニューヨークに比べるとネイティヴ・スピーカーの話し方のスピードも若干スローペースと言われ、どこか牧歌的なムードが漂います。

とはいえ、つい2ヵ月ほど前にも日本人居住者の多いトーランスという地区のショッピングモール内で銃撃事件が起こるなど(負傷者が1名出ましたが、幸いにして死者は出ませんでした。)、最近のロサンゼルスは、「決して安全とは言い切れない!」というのが実情なのです。

そこで、ここではロサンゼルス在住歴約3年半の語学留学生である私が、肌で感じるロサンゼルスの情報をご提供。

知っておいたほうがいい! LA入門編から、LA旅行者が「やるべきこと」と「やってはいけないこと」にわけてご紹介します。

ロサンゼルスに旅行に行く予定がある皆さま、よろしかったらぜひ参考にしてくださいね!

 

 

知っておいたほうがいい! LA入門編

本編に入る前に、まずはロサンゼルスについて知っておいたほうがいい!基礎情報を2点ご紹介します。

1 ロサンゼルスは「ロス」ではない

I ❤️ LAと書かれた絵ハガキ

ロサンゼルスで購入した絵ハガキ

日本ではよくロサンゼルスのことを略して「ロス」と呼びますが、実はこれ、現地ではまったく通じません。

なぜなら、そもそもロサンゼルスの地名の由来はスペイン語の「 los angeles」であり、これを英語で表記すると「 the angels(天使たち)」となります。

つまり、日本で言う「ロス」とは、「 the angels」の「the」という冠詞の部分だけを指すため、ある意味、言葉としての意味をなしていないのです。

現地でのロサンゼスルの略称はあくまでも、「 los」と「 angeles」の頭文字をとって合わせた「LA(エル・エー)」。

かくいう私も、しばら~くの間、ロサンゼルスを「ロス」と呼ぶクセが抜けず、危うく言いそうになっては「うっ」とその言葉を飲み込み、妙な間(笑)を入れてから「LA(エル・エー)」といい直したりしてました。

 

2 LAX(Los Angeles International Airport)は「ラックス」とは読まない

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photo ぱくたそ

ロサンゼルス国際空港(Los Angeles International Airport)には「LAX」という別称があります。

ロサンゼルスの「ロス」同様、何かと言葉を短縮系にするクセがついている私たち日本人は、つい、これを「ラックス」と呼んでしまいがちです。

でも、この「LAX」はあくまでも国際空港運送協会によってLos Angeles International Airportに割り振られた空港コードであり、読み方は「エル・エイ・エックス」。アルファベットをそのまま発音するかたちになります。

現地のネイティブスピーカー人との会話の中で思わず「ラックス」と言ってしまうだけなら、ちょっと恥をかく?くらいでこれといったデメリットはないでしょう。

私の場合は留学生としてLAに来て語学学校に通うようになった後、数カ月してから、ふと授業中に聞いた先生の発音から気づくことができました。

最初は「え?エル・エー・エックスって何?」と思ったのですが、どう聞いても空港の話をしているし、「ああ、そうか、”LAX”っていう空港名は「ラックス」じゃなくて、「エル・エー・エックス」って発音するのね?」と気付いた時には、なんだか目からウロコだったのを覚えています。

特に、タクシーなどに乗って行き先を告げる時には、「ラックス」と言っても通じない場合も多々あるかと思いますので、ご注意くださいね。

 


LA旅行者がやるべきこと

◯のカードを持つヒヨコのイラスト

イラストAC

さて、ここからが本編です。LAを旅行はある意味、現地に到着する前から始まっています。LAを旅行する予定のある皆さん、ぜひ実践してみてくださいね!

 

 

1 飛行機に乗る際、預け入れる荷物には「TSAロック」以外の鍵はかけない

これはまず、日本からロサンゼルス行きの飛行機に乗る際、スーツケースを預け入れる前にやってほしいことです。


TSA(ティー・エス・エー)ロックとは、アメリカの国土安全保障省からの認定を受けた旅行用具などに完備された鍵の総称のことです(以下、写真ご参照ください)。

 

TSAロック

TSAロック

 

また、TSAロックには、上の写真のような「赤い菱形(TravelSentry社製)」、あるいは「赤い松明(SafeSkies社製)」のマークが付いています。

TSAロック以外の鍵を預け入れる荷物にかけてはいけない理由は、2001年9月11日に起きた同時多発テロをきっかけに、アメリカ運輸保安局(TSA:Transportation Security Administration)がアメリカの各空港におけるセキュリティチェックの強化を行うようになったためです。

このセキュリティチェックはTSAの職員によって無作為に選ばれたバッグやスーツケースに対して行われ、その際、TSAロック以外の鍵がかけられていると、その鍵を切断、あるいは破壊してでも検査が行われる  と言われているのです。

ただし、TSAロックの場合には、鍵をかけたまま預けても、アメリカの各空港にいるTSAの職員がTSAロックに対応した特殊なツールを使ってロックを開錠。検査後には再度、施錠をして戻してくれることになっているようです。


とはいえ、私がロサンゼルスに留学する際、アメリカ大使館への学生VISA取得のための申し込みや現在こちらで通っている語学学校への入学手続きなど、さまざまな手続き代行をしてもらうために依頼した代理店からは、「たとえTSAロックであっても、セキュリティチェックの際には壊される危険性がある」と書かれた、下の写真のような「留学出発前マニュアル」が配布されました。

留学手続きの代行を行う代理店から配布された、留学用マニュアルの一部

留学手続きの代行を行う代理店から配布された、留学用マニュアルの一部


その理由がまたなんとも大雑把!?なアメリカらしく、「時としてTSAの職員が面倒臭がって、TSAロックであっても壊される場合がある」とのこと。

とにかく「留学先がアメリカである以上は、どのような鍵であれ、スーツケースには鍵をかけないことをオススメします」となっていたわけです。

実際、私が持っているスーツケースはTSAロックが付属したものなのですが、このマニュアルを受け取って以来、「スーツケースの鍵を壊されるなんて、冗談にもならないでしょ?!」とすっかり臆病になってしまった私……。

結局、以来よほどのことがない限り、TSAロックであるにもかかわらず、たまに日本に帰国してアメリカに戻る時はもちろん、たとえアメリカの国内のフライトであってもスーツケースに鍵はかけないようにしています。

ちなみに私、「せっかくアメリカにいるのだから」と、2~3カ月に一度、時間とお金が許すかぎりは「アメリカ国内、一人小旅行」に出かけることがあるのですが、実際、今までに2、3度、その無作為のセキュリティチェックを受けたことがあります。

そんな時は決まって、スーツケースの中に「あなたのスーツケースは無作為に選ばれ、TSAのセキュリティチェックの対象になりました」というような内容が印刷された紙がペラッと一枚、スーツケースをあけるとすぐにわかる場所に入れられています。

旅行から戻った後、自分のスーツケースの中に初めてその見慣れぬ紙を発見した時には、正直、「え!何これ?こんな紙、どこのどのタイミングで、誰にどう入れられたの????」とプチパニック状態に。

だって、まさか自分のスーツケースがセキュリティチェックの対象になっていただなんて、夢にも思いませんでしたから……。

でも、その紙に書かれた内容を読んで、「ああ、そういうことなワケですか……」と納得。その反面、「いくらセキュリティチェックとはいえ、見ず知らずの人に勝手に荷物を開けられてチェックされるって何だか不気味……」とも感じたものです。

とはいえ、アメリカという国のルールである以上、これはもう仕方のないことですし、こうして実際に抜き打ちのチェックが行われているのが事実なのです。

ただし、私は基本的にはTSAロックであっても鍵をかけないようにしているため、鍵をかけていると、たとえTSAロックであっても壊されることがある、という”まことしやかな情報”が、本物かどうかの判断は今のところついていません。

とにかく、検査が行われていること自体は間違いなく事実なので、TSAロック以外の鍵については絶対にかけないようにしたほうがよさそうですね。

 


2 「Uber(ウーバー)」や「Lyft(リフト)」を利用する

Uberのイメージphoto

photo AC

LAにはもちろん、地下鉄やバスなどの乗り物も普及していますが、地下鉄は日本の都市近郊に比べるとまだまだ不便。清潔感もイマイチで、特に夜は危険度も増す言われています。

かといって、バスのルートを調べて乗りこなすのはなかなかに至難の技。自分が宿泊するホテルの近くに便利なルートがあるとはかぎらない上、各駅停車の分、タクシーに比べて圧倒的に時間がかかります。

その点、アメリカでは「Uber(ウーバー)」や「Lyft(リフト)」と呼ばれる「ライドシェアサービス」が当たり前に普及しています。ライドシェアサービスとは、わかりやすく言うなら「タクシーの配車サービス」のことです。

UberやLyftの利用方法は実に簡単で、それぞれのアプリをダウンロードして住所や電話番号、引き落とし先となるクレジットカードなどの情報を入力すれば準備完了。直ちに利用することが可能です。

もちろん、アプリの使い方もとってもシンプル! 行き先および現在地の名称(もしくは住所)を入力して、車を呼ぶだけです。

この時、例えばUberなら、「Uber X」という日本のタクシーと同じように個人として利用できるサービスのほか、「Uber pool」と呼ばれる相乗りサービスなどが選べるようになっています。

私がUberやLyftをオススメする理由は、何と言ってもその格安料金!地域や距離などによって差はあるかと思いますが、私の感覚からすると、通常のタクシーの2分の1~3分の1の料金で利用できる感じです。

しかも、その料金(見積もり)は現在地と行き先をアプリに入力した時点で前もって表示されるため、とっても安心。おかげで「乗ったはいいけど、一体いくらかかるんだろう?」なんて、目的地に着くまで料金のことを気にかけてハラハラする必要もないんです。

ただし、利用者が増えるピーク時の時間帯には、料金がアップする場合もあります。とはいえ、いずれにせよ料金は前もって表示されますから、後になって「ダマされた!」なんてことにはならないので、そこはご安心くださいね。

なお、「Uber pool」は相乗りサービスである分、「Uber X」よりもさらにお得な料金で利用できます。ただし、私は相乗りで座席が狭くなることや、お互い見ず知らずの者同士で気を使う雰囲気を避けたいので、基本的に「Uber X」を利用しています。

とはいえ、念のために知っておいていただきたいのは、UberやLyftのドライバーは一般人であるということ。彼らはUberのドライバーとして登録をし、Uberが展開するライドシェアサービスに参加しているのであって、決してUberの社員ではありません。

そう聞いて、「え?一般人!?そのサービスって本当に安全なの?」と、そう思った方はいませんか?

実は私がそうでした(笑)!そういう事実をはじめて知った時、反射的にそう思ったんです。

けれど、私にUberのことを教えてくれた方は、「過去に犯罪履歴がある人は、ドライバーとして登録することはできないんですよ。そう言った意味では、そこらのタクシー会社のタクシーに乗るよりもむしろ安全ですよ。どこで乗ってどこで降りたのかも、アプリのマップ上に記録としてきちんと残りますしね」と説明してくれたんです。

その方は、留学生たちがLAでの生活を快適に過ごせるようにと、語学学校や住まいの相談、あるいはスマフォの貸し出しサービスなどを行う現地法人の日本人スタッフの方です。

つまり、そういう立場の方が率先してオススメする、安全でお得なサービス!ということですよね。

ちなみに、Lyftについても提供しているサービス内容はUberとほとんど変わりません。でも、だからこそ、この2つのアプリを同時にダウンロードして、常に料金を比較してそのタイミングで安い方を利用するようにすれば、「よりお得で経済的!」というわけなんですね。

私は語学学校に行く時には毎日、UberもしくはLyftを利用しています。日本のワンメーター行くか行かないかの距離なので、電車賃と比べてもそう差なないし、地下鉄に乗るよりも安全なのでは?と判断しているんです。

 

だから、「寝坊して遅刻しそう!」なんていうよほどバタバタしている時でもないかぎりは、必ず料金を比較するようにしています。

実際、比べてみると、タイミングよっては平気で3〜4ドルほど差があったりしますから、このひと手間、結構バカになりません!

アプリで車を呼んだ後は、自分がいる現在地周辺スポットのドライバーに依頼がかかり、その依頼を受けたドライバーが現在地まで来てくれます。

その際、ドライバーが決定した時点で、依頼者にはドライバーの名前、車種、ナンバーが表示され、ドライバーにはこちらの名前が表示されるため、車が到着した時にお互いを確認することができます。

また、車の到着を待っているあいだも、アプリの地図上でドライバーの車の現在位置や到着時間などの情報が刻々と更新されるため、わかりやすくて安心!

「よほどわかりにくい場所で車を呼んだせいでドライバーが道に迷った」なんてことが起こりでもしないかぎり、ドライバーと直接のやりとりをする必要はありません。
だから、英語が苦手な方でも全然OKですよ!

LAX(Los Angeles International Airport)に到着したら、速攻!でアプリをダウンロードして、臆することなくUberやLyftを乗りこなしましょう!

 

 

LA旅行者がやってはいけないこと

女性が✖️マークのカードを持っているイラスト

イラストAC



1 昼間だからと行って、無造作に人影がまばらなところに行く

下の写真はLAのコリアタウン、平日の夕方5時過ぎです。さすがに8月だけあって、外はまだまだ明るいのですが、この人気の少なさ、ちょっと驚きませんか?

ロサンゼルス コリアタウン。大通りを1本それただけで、人影はかなりまばら。

ロサンゼルス コリアタウン。大通りを1本それただけで、人影はかなりまばら。

 

これ、私が通う語学学校のすぐそばの、大通りを横に一本それただけの場所なんですが、人通りは普段からこんな感じ……。この日が特別、というわけでは決してありません。

先ほども触れたとおり、LAは絶対的に車社会。日本の都市近郊などに比べると、まだまだ電車や地下鉄が発達していないため、メインの通りはいつも車で混雑しています。

でも、それが一本脇道に入っただけで、こんな感じの閑散とした道がそこかしこに存在するのです。

さすがにLAに住んで3年以上も経つと、この雰囲気にもいい加減、慣れました。けれど、LAに来たばかりの頃はこのあまりの人口密度の低さに、正直、私は違和感を感じまくっていました。
 

でもそれって、かつて私が東京に住んでいたから、というだけの理由ではないと思うんですよね……。だって、本当にどこにいっても基本的に「人」が少ないんですよ。


ただ、どこに行っても道がムダに(笑)広かったり、高層ビルがやたらにデカくて本当に「高層」だったりするせいはあるのかもしれません。

この景色に目が慣れてしまうと、たまに帰って眺める東京の町並みが、まるでミニチュアのように感じられるほどです。

とにかくLAの人口密度の低さと言ったら、例えば、ある日の学校帰りにスーパーに寄るため、近道をしようと思い立った時のこと。

 

いつもは通らない道に曲がった途端、
「う……なんだこの静けさは……。なにこれ、今日ここでなんかヤバイ事件でもあったワケ?もしかしてそれでみんな、この道、避けて通ってるの? え?なんか私、ヤバイとこ来ちゃった???? だって、だって……私以外には人なんか、どこ探してもいないじゃ〜ん!?」

てなてな感じで、「まだお昼真っ直中の12時過ぎ、快晴!」だというのに、「こんなんじゃ、今誰かに突然襲われて、殺されて埋められたりしても誰にも気づいてもらえなさそう……」なんて、被害妄想の嵐が止まらず、ビビりまくっている私がそこにいたのでした(笑)。

でも、「まだお昼真っ直中の12時過ぎ、快晴!」だからこそ、かつて暮らしていた東京では想像すらできなかった尋常ではない人口密度の低さに、その場からダッシュで逃げ出したいほどの焦りを感じたわけなんです……。

こちらは8月、夜7時前のダウンタウンの一角です。本当に人がいない!

こちらは8月、夜7時前のダウンタウンの一角です。本当に人がいない!

とはいえ、私の場合は何事もなかったですし、大概は何事も起こらないとは思うのですが、そこはLA、アメリカです。やはり、油断をしないに越したことはない!のです。

実際、私の友人の韓国人女性のルームメイトは数ヶ月前に、まだ夕方の5時過ぎであるにもかかわらず、駐車場内の木陰でタバコを吸っていた時に何者かに木片?で殴られ、頭部から出血するほどの傷を負いました。

しかも、木陰とは言ってもそこは大通り沿いの駐車場。現在、私が通う語学学校が以前借りていたビルのすぐ近くなので、ほんの数ヶ月前まで、私も毎日、その駐車場の前を通っていました。

だから、その場所を聞いて思わず、「え? あの駐車場????」と聞き返してしまったほど。実際、かなり驚きました。

ただ、言われてみれば確かに、駐車場の位置はほんの少し奥まっていて、そこにある大きな木のせいで、立ち位置によっては大通りから見ても死角になる場所があったのかもしれません。

そこへきて、LAでは日本とは違い、マリファナが合法です。マリファナが人の身体に及ぼす影響がいかほどのものかは諸説ありますが、マリファナよりもずっと危険なドラッグを使っている輩は日本とは比較にならないほど多いのが実情でしょう。

そういう人たちが、その危険ドラッグの影響で何の理由もなく人を殴ったりして、怪我をさせてしまう可能性はやはり高いのかもしれません。

私はLAに来て初めて、その予想外に多かったホームレスの数に圧倒されたのですが、さらなる驚きは、彼らが私たち一般人に当たり前のように物乞いをしてくるところ。

そしてこれ、日本人の常識としてはかなり驚きの事実だと思うのですが、物乞いをされた人がお金ではなく、わざわざそのホームレスのために食べ物を買い与える場合がよくある、ということ。

なぜなら現金を渡してしまうと、そのお金で彼らが食べ物ではなく、ドラッグを買ってしまう可能性が高いから。実際、私の知人も物乞いをしてきたホームレスに、食べ物を買い与えたことがあると言っていました。

この「LAあるある」の事実こそが、周囲に存在する危険ドラッグを使用している人たちの数の多さを表しているとも言えますよね?

この現状を踏まえた上で、「自分の身は自分で守るしかない!」と心に決め、たとえ昼間であっても、人気の少ない場所や死角になってしまうような場所に行くのはできるかぎり避けましょう。

 


2 歩道を注意力散漫に歩く

歩道脇の電動シェアスクーター

歩道脇の電動シェアスクーター。こんなふうにきちんと並べられているのは珍しい。


そもそもLAの歩道はきちんと舗装されていない箇所も多く、デコボコとして歩きにくかったり、つまずきやすい場所などが多々あります。

ですから、観光などで街歩きをする場合は、できるだけフラットなシューズを選んで、足元に注意しながら歩くことをオススメします。

また、街中では歩道をスケボーで駆け抜ける若者たちをよく見かけます。それでも、スケボーはまだいいんです。近づいてくるときの、あの「ゴーッ」というちょっとした地響きにも似た轟音がその存在をアピールしてくれるため、ある意味、避けやすい乗り物と言えるかもしれません。

しかし、ここ最近、急激に増えている乗り物の中に「電動シェアスクーター」というものがあります。そして、歩行者にとっては、これが実に曲者なんです。

このスクーターは上記の写真のような形状で、先ほどご紹介したライドシェアサービスのUberやLyftのアプリをダウンロードしていれば、スクーターについているQRコードを読み込むだけで、免許がなくても乗れる乗り物です。

また、UberやLyft以外にもいくつか、同種のサービスを提供している会社があるため、ここ1カ月くらいのあいだに、LAではこのスクーターをそこかしこで見かけるようになりました。

ところで、このスクーターのどこが曲者なのかといえば、電動であるがゆえにほとんど音がしない!こと。だから、背後から迫ってこられてもまったく気づくことができず、危うく轢かれそうになったり、ぶつかりそうになったりすることが多々あるんです。

しかもこの電動スクーター、どこでも乗り捨てが可能なので、「なんでこんなところに?」というような道のど真ん中に置かれていたり、歩道を塞ぐように倒れていたりすることも日常茶飯事。

とあるビルの前に無造作に乗り捨てられたスクーター。

とあるビルの前に無造作に乗り捨てられたスクーター。ちょっとした違和感あり。

だから、走っていてもいなくても、この電動スクーターの存在にはぜひ注意したいところ。観光中にあたりの景色に気を取られていたり、お友達との会話に夢中になっていると、思わぬ怪我の元になってしまうかもしれません。

皆さん、どうぞお気をつけくださいね!

 

 

まとめ

せっかLA旅行に出かけるなら、自分の行きたいところに行って見たいものを見たい。そして、好きなものを食べたり買ったりして、大いに楽しみたいですよね?

そんな時は、UberやLyftなどのライドシェアサービスがやっぱり便利。通常のタクシーに比べてかなり経済的である上、地下鉄などと比べても快適です。

ただし、LAは日本に比べて危険な場所であることも否めない事実。アメリカである以上、銃社会であることはもちろん、実は危険ドラッグを使っている人が周囲にいてもおかしくない、ということを念頭に置いきましょう。


たとえ昼間であっても人気がなかったり、薄暗い、死角になるような場所は可能なかぎり避けるのがベストです。

「自分の身は自分で守る!」つもりで注意しながら、ぜひLAの魅力を満喫してくださいね!